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柱や梁が見える真壁の家【その1】

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こちらのお宅は、育ち盛りのお子さんがいらっしゃる、お若いご夫婦でした。
自然素材にとても造詣が深く、インターネットで検索してくださり、私どもで新居を建てさせていただきました。

予算も限られていたるため、様々な工夫を施しました。

設計の担当といくつかのルールを決めました。

【1】出来るだけシンプルな設計
【2】自然素材を多用する
【3】何十年経っても飽きの来ないデザイン

これら一つ一つを検証し、施工図を起こしながら、私どもの標準の仕様にするべく
お客様と設計と私とで、一緒に造り上げました。

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★デザイン

デザインは、シンプルな中にも飽きの来ないスタイルとするために、日本家屋本来のもつデザインを多用しています。
こちらのお宅では「真壁工法」を採用しています。
真壁工法は今ではあまり見られなくなってしまいましたが、少し前の日本家屋では当たり前の工法でした。

架構計画も、全て一本の大黒柱を中心とし、そこから派生する統一した寸法の梁を使用することにより、デザイン的にも構造的にも優れた住宅となっています。

 

また、「杉」をデザインのキーとしました。

構造材は、紀州の杉(60年)を採用しています。
目が詰まり、色目もきれいな紀州の材は構造的にも優れています。

梁を隠さず「現し」にして仕上げるので、和歌山の工場と連絡を取り、見た目も美しい材をと厳選いたしました。
構造材もそうですが、建具も岩手の遠野という所から直接仕入れています。


★コストダウンを図る為に

基本モジュールを限定させ、部材の寸法や材料を統一させたこと、また、仕上げ材としてはあまり利用されない杉の下地板(厚さ15mm)なども、あえて現し(見える状態)にすることでコストダウンに一役買っています。

 

●こちらのお宅の詳しい事例紹介も合わせてご覧ください

 

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