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2010年12月アーカイブ

前回のエントリー、「柱や梁が見える真壁の家」の続きです。

 
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★内装材も自然素材でこだわる

住宅の中で大きな部分を占める壁や天井ですが、こちらは火山灰から抽出した「アッシュライト」という新しい壁材を使用しました。
壁も真壁工法のため910ピッチで柱を入れるようにし、後々のメンテナンスにも対応できるようにしました。

床はヒノキの無垢フローリングを採用しました。
コストダウンを図る為、等級的にはあまり高いものにはしませんでしたが、きちんとした塗装で仕上げ、将来のメンテナンスに対応できるようにしました。

 

 


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★将来を見据えた間取りの工夫

こちらのお宅はお二人のお子様がいらっしゃいます。
将来の家族の形の変化に対応するために、2階は出来る限りオープンなスペースとしています。
あえて間仕切りを作ることはせず、大きなクローゼットで間仕切りを行い、将来、子供部屋が必要になった時に活躍してくれるはずです。

写真右側と左奥にあるクローゼットは、シナランバーで作成し、梁下寸法にぴったりと納まるようになっています。
寸法ぴったりなので、場所を変えたくなった時にどこの下に運んでもピッタリはまる、というアイディアです。
容量も、押入れ一間分とたっぷり入ります。


 

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こちらのお宅は、育ち盛りのお子さんがいらっしゃる、お若いご夫婦でした。
自然素材にとても造詣が深く、インターネットで検索してくださり、私どもで新居を建てさせていただきました。

予算も限られていたるため、様々な工夫を施しました。

設計の担当といくつかのルールを決めました。

【1】出来るだけシンプルな設計
【2】自然素材を多用する
【3】何十年経っても飽きの来ないデザイン

これら一つ一つを検証し、施工図を起こしながら、私どもの標準の仕様にするべく
お客様と設計と私とで、一緒に造り上げました。

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★デザイン

デザインは、シンプルな中にも飽きの来ないスタイルとするために、日本家屋本来のもつデザインを多用しています。
こちらのお宅では「真壁工法」を採用しています。
真壁工法は今ではあまり見られなくなってしまいましたが、少し前の日本家屋では当たり前の工法でした。

架構計画も、全て一本の大黒柱を中心とし、そこから派生する統一した寸法の梁を使用することにより、デザイン的にも構造的にも優れた住宅となっています。

 

また、「杉」をデザインのキーとしました。

構造材は、紀州の杉(60年)を採用しています。
目が詰まり、色目もきれいな紀州の材は構造的にも優れています。

梁を隠さず「現し」にして仕上げるので、和歌山の工場と連絡を取り、見た目も美しい材をと厳選いたしました。
構造材もそうですが、建具も岩手の遠野という所から直接仕入れています。


★コストダウンを図る為に

基本モジュールを限定させ、部材の寸法や材料を統一させたこと、また、仕上げ材としてはあまり利用されない杉の下地板(厚さ15mm)なども、あえて現し(見える状態)にすることでコストダウンに一役買っています。

 

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